これから彼女は職場の上司と3度目のデートだった。
ギョーザのボーイはニンニクは使わず、生姜を入れた。
ほんの気持ちの大葉とともに。
粋な計らいに胸キュンした彼女はデートの後、ふたたびギョーザのボーイがいる店へやって来た。
ふたたび店へ……
そしてひたすら肉餡を皮に包む。
それだけで彼女の心が満たされていくことに気付いた。
「なんだ……彼がいないとあたし、幸せになれないと思ってた」
彼女は肉餡を皮に包み続けることで、第三者の視点で自分を見つめ直すことが出来たのだ。
それまで思うようにいかなかった「仕事」「恋愛」「家事」「育児」すべてが上手くいき幸せになりました。
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